住まいの体験会
本日は一条工務店の住まいの体験会に参加してきました。
行ってきたのは、浜松の会場。一条工務店のことをもっと知ってほしいと作られた施設です。
担当の営業マンが一緒について案内してくれます。
ウチの場合はまだ契約はしておりませんが、契約済みのお客様も参加しているようでした。
10時半集合でそれからいろいろな家にまつわる体験を行っていくものです。
最終的な時間は10時半~14時半までの6時間の拘束時間でした。それでは今回行った内容について記載していこうと思います。
一条工務店の室内環境体験 ー冬ー
最初は一条工務店の仕様の部屋の暖かさについての体験でした。
最初に7℃くらいの部屋で5分くらいの肩慣らし。寒い環境にいる後に一条工務店の仕様の室内とその他住宅の室内に入ります。一条の家はQ値1.0の部屋です。(i-smart i-cubeはQ値0.5なのでそれよりは落ちる)
覚えている限りですがこのような仕様でした。
一条仕様 | 一般仕様 | |
Q値 | 1.0 | 2.0 |
窓 | 防犯ツインLow-Eトリプルガラス+樹脂サッシ | ペアガラス+樹脂アルミサッシ |
断熱材 | EPS | グラスウール |
暖房 | 温水式床暖房のみ | エアコンのみ |
換気システム | 熱交換型換気システム | 熱交換なし換気システム |
断熱材については厚みも説明がありましたが、数値は忘れてしまいました。
この部屋の中で、サーモグラフィーを使用しながら、どこから熱が漏れているのかが分かるようになっています。
このサーモグラフィーの体験が今回のツアーのなかで一番ためになりました。そして思いました。
「ガラスはトリプルでなくてはいけない!!!!」と。
もちろん、サッシは樹脂必須と思っておりましたが、ペアガラスでいいかなーと思っておりました。
しかし、サーモグラフィーで見てみると一目瞭然です。ペアガラスの方は明らかに青色になっていて冷たくなっているのに対して、一条のトリプルガラスの方は黄色くらいにとどまっており、外部環境7℃-室内環境23℃の中で、17℃くらいで留まっているではないですか!?この違いは衝撃的でした。
他メーカーで決めるとしても、ガラスはトリプルにしようと思った瞬間でした。
1種換気と3種換気の違いもサーモグラフィーで見ましたが、まあそれは思った通りの結果ですが、最近どこのハウスメーカーでも1種が標準になっているのでそこはあまり問題にはなりません。
とにかく、窓。こちらは熱が逃げる大きな要因になるので、何としても強化しなくてはなりません。
何度も言いますが、今回のツアーの中で一番の収穫です。
一条工務店の室内環境体験 ー夏ー
次はさらぽか空調の体験。
さらぽか空調とは、
1.床暖房に冷水を流す。
2.デシカント換気システムにより除湿する。
3.サーキュレーターで緩やかに室内に気流を送る。 だそうです。
夏の暑さは、気温ももちろんそうなのですが、70%を超えてくる湿度が敵。不快指数が上がります。
この部屋でもまずは26℃-70%の部屋に入って蒸し蒸しする体験。ただ、今日は冬でしたので、部屋に入った瞬間に適温で、あまり暑い!!!とはなりませんでした。数分部屋にいると、少し不快になってくるかなという程度。
その後、温度は同じで、湿度が50%くらいの部屋に入るのですが、確かにそこは爽やかで良かったです。
ただ、こちらのシステムは今はモニター価格で販売しているそうで、そこまで重要視はしておりません。
一条工務店の換気システムは
1.「ロスガード90」 熱交換式換気システム
2.「ロスガード90 うるけあ」 熱交換式換気システム + 加湿機能
3.「デシカント換気システム」 熱交換式換気システム + 除湿機能 + 保湿 (加湿ではないそうです)
の3種類があるようです。こちらは1番でいいかな、と思っております。
体験シアタールーム
次に入ったのはシアタールーム
100名くらい収容できるでしょうか。こちらでは一条工務店の特徴をギュッとまとめた体験型シアターになっております。詳細はあまり書かないようにしますが、数億円はかかっているでしょう。20分くらいの上映時間ですが、これを見れば一条工務店の特徴が分かります!!!といった内容になっております。
日本の四季のうつろいについての映像で、換気、空調システム、防災(地震,水害) などからどのように対策した家を作っていくか。という内容です。それらに対して、4D映画のような体験型の映像が見られます。
こちらは一条工務店にしなくても、見る価値が十分にあると思います。これを見れるだけでも1時間半かけて行った甲斐はあるかもしれません。
昼食
昼食は一条工務店がお弁当を提供してくれます。
ジュースも飲み放題、そしてケーキ(近くのお店からお取り寄せでしょうか)、アイス(自販機)もあります。なんと太っ腹。でもそのサービス料は契約者の方たちの料金に入っているのですから、それは高くなりますよね・・・まあそれでも素晴らしいサービスです。
建ってまだ1年くらいの施設のようで、自由時間で内装が見れるようにもなっておりました。
昼食後に、1時間ほど時間を取ってもらって、検討プランの打ち合わせ。今日は見積もりまでは出てきませんでした。
耐水害住宅体験
最後は耐水害住宅の体験。対水害住宅は耐震や火災など、全てを網羅しつくした上で成り立つ住宅だそうで、一条工務店は2種類の対水害住宅を準備しております。
1.水深1mまでの耐水害住宅 何とか耐える!!!というタイプ
2.水深5mまでの対水害住宅 水が来たら浮いちゃうよ!?というタイプ
体験会で体験できるのは2番の浮上タイプ。実際の部屋の中に入り、そこに水をひたすら入れていく!
水が溜まっていく光景は、入ってこないとはいえなかなかの恐怖ではありました。
そして1mを超えたところで家が浮き始めました。中にいる感じだと、船のようです。
中にいる人たちで端っこに寄ると、家が傾きます。ほんとうに船のようです。浮いた家の4隅を係留装置のようなもので固定しておき、水が引くと元の位置に戻っていきます。
何かが挟まってしまったら、空圧ジャッキで家を浮かせて、邪魔物を取り除き、家を戻すそうです。
経験してみてですが、一条工務店の技術は本当にすごいな・・・と感じました。耐防災のシェルターの家のようですね。
まとめ
一条工務店の住まいの体験会に参加してみましたが、これは一条にしたい!!!って思う人が増えますよね。
自分も、少しは思ってしまいました。性能はNo.1です。ですが、その分コストが高いのも事実です。電力革命で太陽光発電パネル+蓄電池、そして屋根材も兼務するという仕様は非常に魅力的に感じます。かなり安くなっておりますが、次週見積もりがどうなることやら・・・という感じです。営業マンとしては、こんな武器があるので、他メーカーとの勝負は簡単ですよねー。そりゃ建築棟数増えるのが納得できました。
一条にしたいけど、買えるのか・・・。そこはお財布事情と相談ですね。
一条で迷っている人は、一度行った方が勉強になっていいと思います。それでは。
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