二世帯住宅家づくり
このブログを始めたメインの理由は、二世帯住宅を作ることの備忘録。二世帯住宅は相対的には少ないので、なかなか情報が取れないのもあり、自分から情報発信すること。
そのなかで、10月からスーモカウンターに行きメーカー比較を行っていましたが、結果「アイ工務店」で家づくりをスタートすることに決めました。
これまでの足跡
2020年2月:家づくりについて、検討開始 何もわからず大手から順に展示場突撃見学
2020年3月末:コロナウイルスによる一旦中断
中断中にyoutubeで勉強して、高気密高断熱住宅を目指すことに。
2020年10月:コロナ&祖父逝去により、再開が10月に
2021年2月:アイ工務店と契約 ← いまここ
メーカー比較
メーカー比較段階で約1年がかかるという、超ロングスパン・・・。
足を運んだメーカーを上げると、
積水ハウス・セキスイハイム・三井ホーム・一条工務店・タマホーム・パナホーム・スウェーデンハウス・へーベルハウス・住友林業・住友不動産・アイ工務店・オカザキホーム・加藤連合建設・ハウスクリエイト・オーパススタイル・アエラホーム
ということで、16社見た中で、決めました。こんなに回る人いるんですかね、、、ただの暇人ですねww
そんな中、見積もりを取ったのは、一条工務店・住友不動産・アイ工務店・オカザキホーム・加藤連合建設・アエラホームの6社
その中で、最後まで迷った順としては、アイ工務店・一条工務店・アエラホームの3社でした。
アイ工務店 | 一条工務店 | アエラホーム | |
断熱気密 | 〇→◎ | ◎ | ◎ |
結露対策 | 〇→◎ | ◎ | ◎ |
設備 | ◎ | 〇 | △ |
コスト | ◎ | △ | ◎ |
表にまとめるとこのようになりますが、解説していきます。
断熱気密
気密については言わずもがな、どのメーカーも優秀です。
C値 アイ:0.34(お客様邸実測) 一条:0.59(HP上記載) アエラ:0.47(HP上記載)
断熱材
アイ | 一条 | アエラ | |
屋根 | フォームライトSL-100 200mm 熱抵抗値:5.88 m2/K/W |
高性能ウレタンフォーム 235mm 熱抵抗値:7.34 |
フォームライトSL-100 55mm キューワンボード40mm 熱抵抗値:3.61 |
壁 | フォームライトSL-100 90mm 熱抵抗値:2.64 |
高性能ウレタンフォーム 内50mm 外140mm 熱抵抗値:9.5 |
フォームライトSL-100 75mm キューワンボード40mm 熱抵抗値:4.20 |
床 | MSフォーム(EPS) 90mm 熱抵抗値:2.432 |
高性能ウレタンフォーム 外140mm 熱抵抗値:7.0 |
フェノバボード40mm 熱抵抗値:2.10 |
窓 | APW330 low-eペア 樹脂サッシ |
一条特製 防犯ツインLow-Eトリプル 樹脂サッシ |
エルスターX ツインLow-Eトリプル 樹脂サッシ |
断熱仕様については、一条工務店の圧勝になります。断熱材と厚みだけ書かれてもよくわからないかもしれませんが、熱抵抗値で表すと、圧倒的ですね。熱抵抗値は大きければ大きいほど熱を通しにくいのですが、単純に何倍、と比較していいものなのかは、私も素人なので、分かりません。
ただ、目安にはなりますので、記載させていただきました。
この状況ではアイ工務店は心もとないのですが、一条工務店並みとはいかないまでも、高気密高断熱を目指したかったため、
窓:APW330 → APW430
断熱強化を依頼
屋根:200mm → 300mm 熱抵抗値 5.88→8.82
壁:90mm → 90mm+フェノバボード60mm 熱抵抗値 2.64 → 5.76
とするので、一条までとはいきませんが、それなりにグレードアップして見積もりを出していただきました。
結露対策
アイ:耐力壁ノボパン 防湿気密シートなし
一条:W断熱なので結露の心配なし
アエラ:W断熱なので結露の心配なし 耐力壁ハイベストウッド 防湿シートあり
ノボパンは透湿抵抗値が高く、湿気を逃がしづらいので、内部結露が心配になります。室内側には防湿気密シートが標準では施工されていないので、湿度は比較的入っていきやすいことになります。
アエラホームは優秀で、ダブル断熱なので、内側での低温化が起こりづらいこと、そして透湿抵抗値が比較的低い耐力壁ハイベストウッドを使用しながら、防湿気密シートも施工されているので、湿度の侵入もなるべく防ぎます。侵入しづらく、侵入したら逃がしやすいので、内部結露が起こりにくいです。
ここは、アエラホームのものを真似させていただきました。
耐力壁:ノボパン → ハイベストウッド
防湿気密シート:なし → あり
へと変更してもらって見積もりを出してもらいました。
設備
設備についてはまだハッキリわかっておりませんが、アイ工務店が頑張ってくれました。
使えるキャンペーンをたくさん乗っけてくれて、いいものを選べるようにしてくれました。
エアコン・照明・カーテンをまだ金額は分かりませんが、ある程度枠を設けてくれるとのこと。
地盤改良工事が必要ならそこもキャンペーンで負担してくれるとのこと。
キッチン・トイレ・床材などのグレードアップ等を諸々盛り込んでいただきましたので、そこも見えないコストとしてメリットが出ていると思われます。(いくらかは分からないですが・・・)
一条工務店の設備は以前にも書きましたが、ほとんどが独自製品になります。良い悪いは、使用していないのでわからないですが、一条ですので使いやすいに決まっていると思います。ただ、人によっては選ぶ面白みがないというのがデメリットとなるかもしれません。
コスト
最後にコストです。アエラホームは一足先に脱落してしまいましたので、最終的にはアイ工務店と一条工務店で比較することになりました。
自分でシミュレーションした結果が以下の通りになりました。
<シミュレーションに用いた数字>
アイ | 一条 | 備考 | |
初期コスト | 秘密 | 秘密 | |
太陽光+蓄電池 | 5.68kW 125万円(見積) |
13.7kW + 7kW 253万円(見積) |
|
坪数 | 59.6坪 | 59.6坪 | 一条見積りベース |
維持費 | 10万円/年 | 6万円/年 | 一条の方がメンテ費削減 |
光熱費 | 30万円/年 | 24万円/年 | アイの方が1.25倍光熱費がかかるイメージ |
太陽光メリット | 128,346円/年 | 309,567円/年 | 一条で出していただいた試算 |
年間費用が一条の場合は-9000円/年になります。一方アイは27万円/年
太陽光のおかげでこのようになっており、生涯コストが逆転するのが35年!!
このシミュレーションが合っているのかどうかも怪しい気は満載ですし、35年が長いか短いかと判断するのは人それぞれになりますが、私はこのシミュレーションを作って、アイ工務店にすることに決めました。
まとめ
ということで、各社比較をしたのちにアイ工務店で二世帯住宅を作っていくことを決めました。
ただし、標準仕様から変更はしております。
防湿気密シート、耐力壁、窓の変更、付加断熱、気密測定
ということで、こんなに変えるお客様はなかなかいないと、少々迷惑がられてはいるようですが、満足いく家を目指してこれから1年頑張っていきたいと思います。
早速屋根の仕様を非常に迷っているので、次は太陽光発電と屋根について書いていこうと思います。
それでは。
コメント
家おたく様
こんにちは。
返信遅くなってしまい申し訳ありません。
防湿シートなし、フォームライトSL50α の見積は正確にとったわけではなく、口頭で、大体同じくらいですねぇーと言われたので、正確にはわかりかねます。
壁は柱分の90mmだと思います。
屋根については、標準の200mmでイメージして営業さんはお話ししたのではないかなと思います。
ちゃんとしたデータなくてすみません。
よろしくお願いいたします。
こんにちは。
防湿シートなしのフォームライトsl50αの見積もりが変わらなかったのは、壁と屋根の厚みは何㎜だったかのか、よければ教えて頂けないですか?
いおもんさん
返信遅くなってしまい申し訳ありません・・・。
忙しくてブログ開いてなくてコメント見れていませんでした。
問い合わせからメール送っていただいた方が早く返信できます。
さて、お問い合わせの件ですが、
それは家のサイズによって変化はすると思います。
ちなみにうちの家では、二世帯で大きいですが、42万円ほどの見積ですので、100万円もアップしないイメージです。
よろしくお願いいたします。
アイ工務店検討中です。
とても参考になります
耐力壁:ノボパン → ハイベストウッド防湿気密シート:なし → あり
に私もしようと考えていますが、100万以上は変わりますか??
nobo様
初めまして。初コメント下さりありがとうございます。
こんな弱小ブログにコメント頂けて、嬉しい限りでございます。
オプションはブログ読んでいただけたなら分かると思いますが、ほとんど同じですね。
防湿シート、気密測定、構造計算耐震等級3、はうちもお願いしました。
そして、防湿気密シートの気づきありがとうございます。全く気付いておりませんでしたし、おそらくこのままだと壁のみになる予感100%です。
そして、私の場合は総二階ではないので1階が部分も天井があり、天井部分が多いことで、コストアップが大きそうですね。。。
正直、付加断熱をしたいと伝えましたが、私自身が専門家ではないのでそこまで詳しくなく、アイ工務店がフェノバボードを提案してきました。ですので、すみません、フェノバボードと耐力壁の組み合わせでの結露の所までは気が回っていないところです。
もし鋭い指摘あれば、頂けると幸いです。
耐力壁を変更したのは冬型結露を危惧してです。もちろんその反動として夏型結露しやすいというのも分かっております。
屋外35℃70%(25g)
屋内25℃60% 厳しめ
で、試算しても夏型結露については大丈夫ではないかなーという結論に至りました。
というのもうちは寒がりなので、夏でも28℃くらいにしか冷房設定しないというのもあり、そこまで飽和水蒸気量が下がらないので、大丈夫かなと思っています。
そして、それとともに
防湿シートあり フォームライトSL100
防湿シートなし 独立気泡のフォームライトSL50α
でどちらがいいのかなとも考えました。コストはあまり変わらないと言われました。
結論としては冬に強いのはやはり防湿シートの方かなと思ってそちらを選択しましたが、天井の防湿シートを忘れていたとしたら、コストによっては独立気泡で防湿シートなしでもいいかもしれませんね。
それにしても、鋭いコメントありがとうございます、勉強になります!
これからも読んでいただき、なにか変な方向行っているなと思いましたら指摘いただけるとありがたいです。
よろしくお願い致します。
(後ほど、間取りについてのコメントも返信させていただきます。ありがとうございます。)
初めまして。アイ工務店で家を建て、今年1月末に引き渡しになった者です。どの様な家になるのか楽しみながら拝見させて頂きました。
私も窓はAPW430として、1箇所のみ予算の都合でAPW330真空トリプルにしました。後から思えば南面の窓は日射取得を重視してAPW330樹脂スペーサーというのもありだったのかもとも思っています。
他にオプションは
防湿気密シートは壁、2階の天井に施工。(当初範囲を適切に指示してなくて危うく壁のみになる所でした)
気密測定実施、中間時(気密シートなし)C値0.32、完成時0.29
許容応力度計算実施(構造計算)し耐震等級3
AIダンパー設置
付加断熱は予算が有れば私も付けたかったです。。。羨ましい
付加断熱は外付加断熱材だと思うのですが、フェノバボードは透湿抵抗高いイメージですが、その場合でも耐力壁の変更による効果は大きいのでしょうか?
あんまり冬型の結露を気にした対策になると、夏型の逆転結露しやすくなってしまうのが悩みどころ。
うちの断熱は標準だったアクアフォーム屋根200、壁90です。
できれば独立気泡で透湿抵抗も高く防湿シートも省略できそうなアクアフォームneoにしたり、防蟻処理したアクアフォーム+TPなんかにもしたかった。